北摂・若山の太閤道を中国大返しの逆に辿る
大阪北摂・島本町と高槻市の山中に、秀吉が中国大返しに使った古道があると聞いて歩いてみました。
〔行程〕JR島本駅-若山神社-三川合流展望ポイント-若山三角点-金龍寺跡-JR高槻駅(所要時間:約3時間)
〔気象〕くもり時々晴れ・気温8度

JR島本駅の北口をスタート

島本町の住宅地をしばらく歩いて、若山神社の入り口に到達。

けっこう急な石段を登ります。

境内に入ると、太閤道ハイキングコースの案内が。(進行方向から見えにくい位置にあるので要注意)

いきなり山道、しかも急な登り!汗が噴き出してきたので、防寒ウエアを脱いでリュックに詰めます。

道標をたよりに、金龍寺跡をめざします。

秀吉の時代にはなかったゴルフ場を横目に進みます。

四ツ辻、山中の交差点。

けっこう歩いて、遂に出ました! 右から木津川、宇治川、桂川が合流して淀川になる絶景ポイント。ベンチもあるので、ここでお茶やお弁当も楽しめます。

太閤道の平道。登りの時にかいていた汗はもう引きましたが、甲冑を身につけ、重装備でこんな道を歩いた昔の人の脚力に唖然とします。

若山の三角点、標高315.2メートル。ここからは下り。しかし、よくコンマ以下の単位まで測れるものですね。

太閤道は、総じて尾根筋の道。大きな鉄塔も立っています。

この三叉路で、道標を見落とし、道を間違えもどってくるのに一苦労。順路は写真左から来ますが、写真奥へ進むと金龍寺跡へは行けません。手前に進むのが正解。

金龍寺跡。平安時代から天台宗の寺院だった金龍寺は、昭和58年にハイカーの煙草の不始末で焼失してしまい、その後廃寺になったということです。周囲にはその面影を伝える墓石や石塔が残されていて、独特の無常観が感じられます。

「神座石」というプレートがついていました。確かにこの上で坐禅を組むと、絵になりそうです。

これは「白馬石」。いわれは????

金龍寺跡を過ぎると、まもまく高槻市街。発展する高槻の街を眺めながら、JR高槻駅に到着です。
〔感想〕
北摂近郊で気軽に出かけられるコースです。
今回は島本から高槻に向かって歩きましたが、若山神社からの登りがきついので、逆に歩いた方がよかったように思います。
三川合流を一望できる風景は、このコースのハイライト。
一見の価値ありです。
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